@ 測定子の締結
上下の測定子をねじできちんと締結してください。 |
@ 測定子の締結
A 測定台の固定
B 測定(揺り動かし方) |
A 測定台の固定
測定器の前面に異物(ごみなど)がないことを確認し、M5キャップスクリューできちんと固定してください。
固定する位置は、測定するワークよりやや大きめな位置で固定してください。
ダイヤルゲージはこの時にダイナミックレンジ(計測可能な範囲)内に入るようにダイヤルゲージ取付軸の固定ネジで調整しておいてください。 |
B 測定
測定にあたって、レバーを押し下げて2つの測定子の距離をせばめ、そこへ測定するワークを載せます。
その時に、測定子の測定部分,測定するワークの内径面,測定台部分と当たる側面などにごみなどの異物がないようにしてください。
レバーを離すと測定子の間隔が広がります。
しかし、これだけでは正確な内径値は得られませんので、次の要領でワークを揺り動かしてください。
これは慣れてくれば片手でも測定できますが、特に不慣れな場合,精密な測定の場合,測定圧が小さい測定の場合などは、両手でワークを揺り動かしてください。
揺り動かし方は、まず、右写真の様に上部の測定子とワークの接触部分を中心に(動かさない様に)する為に、両手の人差し指をワークの上の方に軽く沿えてください。
この時にあまり下の方向に力をかけないように気を付けてください。
次に、左右の手の親指で測定するワークの下の方のみを左右にゆっくりと2,3回、揺り動かしてください。
何回か揺り動かした時のダイヤルゲージの読みの最小値が内径の比較測定値になります。 |
*特に精密な測定をする場合の注意事項
・測定器を直射日光及び熱に晒さないような場所で測定してください(振動にもご注意ください)。
・ドアや窓の開閉などによる急激な温度変化を避けてください。
・測定を開始する前に、測定器,基準となるリングゲージ,ワークなどを徐々に周囲の温度に慣らしてください。
・測定にあたっては測定器の触れてもいい部分だけに触れるようにしてください。
・ワークをきれいに拭いてください。 |