内径比較測定機 ジョ−スタンドの測定誤差について

　内径比較測定機ジョ−スタンドK-100、UK-100、UK-150の考えられる根本的な測定誤差は以下になります。
　特に精度の高い測定を行う場合には誠に恐れ入りますが御注意を頂きたく、お願い申し上げます。
　(尚、横型内径比較測定機 ＨＭＩ-100の場合には、(1)の誤差は問題なくなります｡)
　また、以下に測定誤差の予想に必要な簡単な諸計算も行えますので、お役立ていただければ幸甚に存じます。

　測定機の前面は操作性の為、４５°傾斜しています。
　この為、マスターリングと被測定物との重量差が大きい場合には、それぞれを測定する時において測定子のたわみ量がことなり、その差が誤差になる場合があります。
　下記のフォームで計算ができます｡順に値を入力してください｡

　この場合の測定誤差は、マスターリングが測定値とほぼ同じ寸法の場合にはあまり問題にはなりません。
　しかし、これらが大きく異なる場合には、２つの測定子の取り付け精度の影響が誤差として出てくる場合があります。
　またこの誤差は、測定する内径値が小さくなる程大きくなる傾向があります。
　より精密な内径を測定する場合には、マスターリングを用い、更には測定径になるべく近い物でゼロ合せして下さい。